イタリア移住のためにさんのエントリでおもしろそう!とさっそく入手して夏の間に読み終わるはずが、すっかり秋になってしまいました。かなり長い時間かかってしまいました。そして正確には、目は最後まで通したけどまだわかってないと思います。もちょっと時間がかかります。 この本の中に出てくる人たちのことも知らないと理解が深まらないし、フランコカッサーノさんの他の著書も読みたいです。
10年前にイタリアで出版されて、2006年の夏に日本語に訳された本。
巻末の翻訳者ファビオ・ランベッリさんと著者フランコ・カッサーノさんとのインタビューにもあるように、今読めば多くの人が「私(たち)がひっかかってるモヤモヤはこれか!」とハっとするのではないでしょうか。
まだ、というか、ビジネスの世界では、永遠に走り続けていないとすぐに後ろの何か(敵!?)に抜かれる、とかっていう強迫観念の渦の中にヒタヒタに浸ってると思います。まだまだ加速全開中だと思います。経営陣の方がこの本を読むと結構いいかも。早いモノ勝ち、ひとり勝ち以外、の新しいモデルを業界に作ろっかっていう発想も脳の隅っこに生えてくるかも。無駄な右往左往(といってもこれも積み重なれば意味はあるとは思いますけど)ってしなくなるんじゃないかなぁと偉そうに想像してみたです。
「適度」がまさにこれから挑んでいくプロジェクトなのだ。っていうのは、そのプロジェクトが容易な道ではないんだよと示唆してるけど、でも明るい道です。希望が持てます。
以下、ごく最近実感したこととわりとシンクロだったので。
時間に縛られてると本当に対話が「いらないモノ」「無駄な」「目的(でも結局何の目的だったんだ。)遂行の妨げになるモノ」としてウザいと思うことあります。
が、対話(ディスカッションをするという習慣そのもの)ができる時間をたくさん過ごしてみると、改めてその重要性を実感できます。貴重な対話。
複数の時間を自由に生きる。組み合わせですね。
しばらくしたらもう一度読みます。
今日は体育の日なのに読書の日になりました。目が乾燥した。
読みましたか!! 結構、結構。
イタリア人の現代思想は、なかなか面白いですよ。
もちろん、経済的にはEUのなかでも「お荷物」みたいに思われているし、失業率も高いし、社会としては問題一杯ですけど、それでも楽しく、ゆっくり、生きようとしているのが、いいですね。
Posted by: yoneyamakun | Oct 10, 2006 at 10:18 AM
はい!読んだ、と言い切れるほど読んでないのですが、一通り最後までいきました。
次はヴァーチャルを再読です!
Posted by: mayumi | Oct 13, 2006 at 12:40 AM