杉本博司さんの原美術館でやっていた個展(pdfしかリンクないね)を、別々の友人たちと結果2回観た。
リアルな服の展示は一着だけだったので、キャプションに所蔵元として書いてあった京都服飾文化研究財団に行けば他の服もみられるかな、行きたいなとサイトをみてみたところ、東京都現代美術館にやってくる(!)というので、開始早々行ってきました(MOT内ではKCIと書かれてた)。
混んでるとやだなと思って、張り切っていったら、もうひとつの展示が混んでましたw こっちも次行こうと今度いってきます。
30年のファッションの歴史がみられる、ということで、川久保玲さんと山本耀司さんの服がドーンとお出迎え。かなりかなり長身でないと、「今」、ちょっと、難しいね、と話しながら中へ入る。(近くでみるとどれも「おぉ!」と思ったのだけれど、遠くからパっとみると、シルエットのバランスが「今」ちょっと重いように感じた。まぁ、今どうのということではないんだろうけど、ついついそんなチェックもしてしまう「着たいかどうか」)
「都市とモードのビデオノート」もみれるかなと思ったけれど、今回、展示の中に入らなかったようで、残念。でも2010年にとった山本耀司さんの映像は流れてました(お腹すいた時間になりみてない…)。
ミントデザインズの服がたくさんあった。近年の服たち、しらない…。ので、興味あるブランドを今後チェックしようと思った。sacaiメンズの服(今年コレクション)はかわいかった。
一緒にいったメンバーの意見が着てみたいかわいい!と一致したのはアンダーカバーの2007年くらい?のドクロが重なったレッドドレス。レディ・ガガの靴を履いてみたいという声もあった。アンリアレイジの靴も人気だった。
そうだ、なぜ杉本さんなのかというと、原美術館の個展チラシになってた川久保玲さんの服があったのだけど、杉本さんの写真から受けた印象と、本物の服から受けた印象がかなり離れたところにあったので、驚いた。色も、形も、予想とはちがってみえた。自宅でもう一度杉本さんの写真を(ネットで)みると、たしかに同じ服だし、裾の広がり方もたぶん同じだ。でもよりリアルに「人」が着てる感がでてる、写真の方が。展示の服の方は、「服」を表してるからか、かたまりでドン、というような、人間がきたらまた違うシルエットになるよね、という置かれ方だった。
ASEEDONCLOUD←今度のコレクション。たぶん私がきたらモッタリしてしまうんだろうけど、好み。別のショップでも惹かれたけど、アンティークのレース、今の気分(着たらモッタリしてしまうと思うけど)。
人間を纏うモノが人間の形を越えていろいろ盛られてる洋服たちをみて、あんがいもうひとつの展示の方に興味がある人たち(ここロボットやコスプレ好きとつなげていいのかな…)にも興味が持てるんじゃないかなと思った。共通点がある仕上がりの作品(服)だよねと話ながら鑑賞。
今の職業柄?か、「伝統と革新」の説明にグっときた。すばらしい。日本の職人さんすごい。協働すばらしい。
83年のギャルソンのコレクション映像。すごい挑戦的だった。歩き方もスピードも顔の表情も。今観ても衝撃うけた。
ここ、まとまったインタビューなどみれます。
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