『マタギ』を読んだ。電車の中で開くのをちょっとためらわれたけれど、山とともにとても真剣にかつ楽しみながら(体力と気力と精神力ももちろんもちあわせつつ)生きてる人たちだということがわかって、著者でカメラマンをしている田中康弘さんの真剣な取り組みも伝わってきて、とても勉強になりました。
熊とか獣をとる人だとばかり思っていたけれど、違った。秋田の阿仁町という土地(今は北秋田市らしい)では、雪の中、魚もとるし、山菜もとる。ジャガク(=スコップ漁)、知らない世界…。
1992年からマタギの生活を共有する頃から、すでにジャガクをするのが20年ぶり、とか、もう跡を継ぐ人がいない、とか、今は2014年。どうなっているのでしょうか。。
山の中のフルーツをとって食べる楽しみがきっかけで山に入ったという体験、たべものの体験ってすばらしい!(なんか別方向で共感しています…)
熊の頭は小さいということがよくわかりました。
天然の舞茸がいかにハードな場所にあるかということも、重いカメラをしょって移動ってやっぱり体力奪われますよねとか。
マタギではないけれど、西根師匠(と本の中で呼ばれている西根正剛さん)の包丁、使ってみたいです(普通のアパート暮らしの台所での料理だけど)。
ナガサはやっぱり家庭で使うものではないみたい…。
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