誰かのFB投稿でこの作家さんのことを知り、なんとなく読んでみた『三軒茶屋星座館』。
三茶、普段から親しみのある場所だし、場所もありありとわかるしなくなった釣り堀も懐かしいし、神々のカジュアルな日本語について、あと10年後にいま生まれた人はこのいまの、というか、ちょっと昔の流行りモノの言葉の意味わかんなくなるだろうからこのニュアンス伝わらないよね〜って後世の読者を心配しつつも、日常にとても近い感覚のまま物語に入り込めるので(つまりもしや小説の中に入り込むまでのページめくりはじめ数ページ、修行のように読み進める最初のハードルがとても低かったのかも)、普段(っていうか、ほとんど本読まない中で)ドキュメンタリーしか(っていう表現も当てはまらないほどしか読んでないけど)ほぼ読まないけど、この本はどこにいてもスっと、短い通勤電車の中でもスっと世界に入り込めて、あっという間に読み終わってしまった。「さっきまでリアル三茶にいたけど、ちょっとの隙間から別世界の三茶に入り込んだかのような錯覚」が楽しかった。気分転換できるー!
本の最後に解決しない話があったから、続編あるのかな、って調べたらあった!その2とその3。読んでみます。
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