2つの予定かキャンセルとなり、時間配分が自由になった本日、展示を3つじっくり観ることができました。
こういう時間の使い方、たまにはとてもいい!自由だ!って感じです。
まず、清澄白河。あれ、リニューアルしてから初めてだったかもしれないのに、何か変わりましたか…何の違和感もなかったです。
まず、ミナの展示を目指したのですが、こんなみぞれ混じりの寒い日なのに、チケット売り場に軽く行列が!午前11時前なのに!
チケット売り場にきて、おや…ダムタイプの展示会場も現代美術館なのですね!しかも二つ同時で安くなりますね?これは何度も来るのが時間的に難しいし、行っちゃうべきよね?と、2つの展示をみるチケットに変更してもらいました。
過去、舞台を観に行くチャンスがなく、池田亮司さんの音楽だけをCDで聴いてて、初めてパフォーマンスしてる映像を観ることができました。そして山中透さんの音楽を初めて聴くことに。
才能と行動力と運(よくわからないけど)、若いときから開花していてすご、いま振り返ってみても古びてない、すご、すご。
時代が自由だったのか?元気だったのか?インターネットがまだ普及してない時代だったから現場に行くしかなかったのだろうけど、そのエネルギーはすさまじかったのかな、とか。
(観終わったあと、躍りの関係者ぽい方と同じお店でランチを食べてることがわかり、ちょっ会話が聞こえてきました。なんか、リアルな空気感を知れる?って、もっと聞きたかったです…笑)
機材の動かし方面白い。ビデオ流してるそのプロジェクター自身がまわってるとか、流れていく映像が面白かったです。
前のレイヤーの人と後ろの俳優さんが重なるのも面白かった。
前のレイヤーでリアルに動いてるうしろの背景映像が流れるので、走ってるように見えたりも面白かった。
もっと時代が後だったら、薬で助かっていただろうなと。60才くらい?で、いま生きてらしたら何をされてたのかな、とか。
続いてミナペルホネンのつづく展。
こんなにも皆川さんの洋服が愛されているんだ!ということにまず感動しました。お客さんの愛に溢れた会場に驚きました。
小物だったりコートだったりスカートだったり、何かしらミナのアイテムを身に付けていらっしゃる方々が多かったです。小さなお子さんたちまで着ていました。
あと、実際に服作りをしていらっしゃるベテラン系の方々(と勝手に想像)。いままで現代美術館で見てきたお客さんとは違う雰囲気を感じました。職人さんぽい雰囲気。服作りの女性たちかな、と勝手に想像(ちがってたらすみません)
洋服をつくる(生活全般に範囲が広がってますが)、ということは、そのことだけに留まらず、幅広い知識や調査観察知見経験などをもってして、初めて洋服が作れるんだよね、そしてそれは洋服以外の何にでもあてはまるよね、がんばろう、と思いました。
朝日新聞の挿絵は、わかるって感じで、日経新聞の挿絵は、わ、こんな世界観もお持ちなのですねと思いました。
世界は、どんな風に目に写ってるのかなぁと、皆川さんの目になってみたいです。と、思いました。
丸いわっかの代表的なモチーフ(tambourine)を作り出すために使う糸の長さを目でみて、これはコストかかってますねとわかった気がしました。理由がちゃんとあるんだと。
ミナ、ミナペルホネンの服を愛用している方の洋服の展示では、思わず込み上げるものがありました。それぞれの物語が、ギュっとプレスされた洋服と短い言葉で、けっこうグイっときました。
個人的にテンションあがったのは、おうち。わー、中村好文さんの設計図がある!家がある!高いとこ登ってるタイムラプスはちゃんとヘルメットしてる!
それと、うわー、あやとりの写真は上田義彦さんだっ!
寒いけど、心に栄養をたっぷり取り、まぁいつも同じだけど、カレー食べるか、と、カレーを食べに。あれ、前はナンディニじゃなかったですよねとちょっと思ったりしたのですが記憶が曖昧。賑わってました。マトンビリヤニとチャイをいただき、駅に向かいがてら、工場はむしろ清澄白河側だったと初めて知った(恐らく)庄之助さんであんこなアイテムをチマチマと買い(前に行ったかき氷を提供している和菓子屋さんは双葉でした)、電車に乗る。乗ってて、次は銀座だとわかったときに、あ、松屋銀座の千利休展のチケットいただいてたんだっと思い出し、下車。
やー、茶の湯の世界もよかったです。
棗の模様に夜桜があしらってある、とキャプションにあって、最初見つけられずにいたのですが、お隣のおばさまに見えますか?と話しかけたら、ちょっとした角度で「あ!みえた!」っとわかったのがうれしかったです。
千利休の黒中棗に、心を奪われました。
主人の目線からみたとき、その形は宇宙に広がっていた、もしくは溶け合ってました…(勝手な解釈)
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20191227_rikyu_8es.html
4万円だしすぐわっちゃうし、第一そんなにお茶も点てないからもったいないから買わない…と思いめぐらし、明らかに買わないお客さんだったけど、赤樂茶碗のコピーのお茶碗をお願いして持たせていただいちゃいました。展示をみていたときより、手にすっぽりとおさまるサイズで、背も想像してたより高くない。ほぉーーーーぅっと、有り難き経験をありがとうと感謝して、お抹茶だけかって帰りました。庄之助で買った花びら餅と一緒にいただきます。
その後、通りかかったお店でお風呂にいれる入浴剤を買っただけなのに、超うやうやしい接客を受け、すごいな久しぶりのデパート、と感動して帰宅。
たまにはよかったです。お腹にも栄養一杯だし、心の栄養もいっぱい。
ついでに別日で観た窓展で、ハっとしたのは、ティルマンスのグリーンの見える窓でした。
ヤダ。15年も前に古橋さんのことメモしてた。
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