本を読むよりも先に映画を見ましたピケティさんの『21世紀の資本』。
第一次世界大戦後のドイツのシーンをみて、ナショナリズムに向かうのにも貧困の環境が関わっている、目の前の自分たちの貧困問題から目をそらすために別の身近なほぼ関係ない人を無駄に攻撃するようになっていったんだと。
一つの超ホワイトな会社の環境しか見ようとせず、外の世界を自分ごととして垣間見る機会があったときから、みんな一生懸命働いて同じように人生の大切な時間をつかって労働しているのに、なぜもらえる給料がめちゃくちゃ違うのか?という疑問をリアルに感じたのだけど、能力じゃない、たまたま入った会社が恵まれてたってだけ、ってことにも気づけたのだけれど、これ累進課税の日本でも感じるのに(身近に超お金持ちを知らないからまだまだ知らない世界はあるとは思いますが)、累進課税じゃないアメリカはどうなっているのかしら。。
過度な格差社会はトータルして1%の力を持ってしまった人たち(その子孫)にも明るくない社会をもたらすとしたら、マイルドな格差にとどめておきたいと改めて思いました。
メモ
世界経済の成長率ならすと1.6%
資本収益率は4-5%
資本(capital)に目がいってしまったとしても誰かを責めるという問題ではない。過度な格差が生まれないように各国が考え方を変えてルールを変える(資本を持った人からたくさん課税)ことが必要だと。
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