DIC川村記念美術館がもうすぐ閉館すると言われているので、行ってきました。
昔(20年近く経つのでは?)まだ電車案内のサービスもそんなに普及してない頃で、もしかしたらめちゃめちゃ各駅停車な電車を選んだのか、原因はいまとなっては不明だけれど、電車に揺られすぎて降りたあとも身体がずっとユラユラするほど長い時間電車に乗っていた記憶があって、とにかく行くまでが大変と思っていたけど、覚悟して行くか!と会社を休んで平日に行きました。
施設内のレストランにも行こうと、電話をかけたところ予約は一休のみで受付とのこと。空きがなくて諦めかけていたけど、レストランの空き状況をチラチラ見ていたら、11月下旬頃、12月の平日にキャンセルが出ているのを運良く見つけて予約が取れ、日付も確定。
記憶では3時間くらいかかった印象だった移動時間。今回Google mapで事前に調べた際にオススメされたルートは、物井駅で降りてそこからバスで行くルート。
佐倉駅で美術館行きのバスに満員で乗れないのも嫌だなと思ったので、レストランの予約時間よりも少し早めに着けるそのルートで向かいました。
いつもなら寝てる時間に電車に乗り、いつもなら起きたての時間に物井駅に到着。
物井駅でバスを待つ間に、逆方向から物井駅に到着するバスを目撃して、私が利用しようとするバスがめちゃめちゃ小さい!ことに気づきました。
しかし物井駅で降りてしまった以上はそのバスに乗る選択肢しかなく、バスの小ささに驚きと恐縮を感じつつ、図々しく乗らせていただきました。
「乗っていいですか?」と言って断られたら終わりなので、挨拶なしで乗ってすみません!
自発的に出発前にしっかりシートベルトをして、細い道とバスのルートをスマホでチラチラ見ていました。
主要駅以外、バス停もない道を走っているのをみて、本当にご近所さん用のバスなんだなと、乗ってはいけない乗り物に乗ってしまったと思いました。
あとで「コミュニティバス」を検索して用途が判明。
地域住民の方のためのバス。なるほどです。。
ある区間では、バス停以外の場所でも住民の方が指定する場所で降りられるという、きめ細かいサービスが展開されていました。
降りようとしていたバス停で降りますボタンを押したところ、美術館に行くの?と声をかけてくださり、もう少し美術館近くの道まで近づいていただいてしまいました(感動)。大変感謝しつつ下車、施設まであっという間に着きました。
施設の入り口に人の気配が!
すごー、平日だけれど、10時前だけれど、人がすでにいる!団体様もきてる。
美術館のなかの茶室にも行きたかったので、いったん作品鑑賞は後回しにして、茶室前で予約を入れ、そうは言ってもちょっと作品をチラ見して、館をいったん出て、外の景色を見るところからスタート。
すぐに予約時間がくるのでややそわそわしつつ、朝の空気の景色を目に入れました。
朝ごはんをレストランでいただきました。満席でしたが、サービスの方も親切で、くつろげました。船橋市場のスズキもおいしかったし、本日のコースについていたさつまいものケーキもおいしかったです。
お腹も満たしたし、作品を、観ます!
ロスコルーム来たよね。
ジョセフ・コーネル!懐かしい。
などなど。2024年はテック化が進んでスマホで作品解説を聴きながら、じっくりじっくり拝見。
特別展の西川勝人さんの作品もじっくりじっくり。自然光のゆらぎで、人工の照明の明るさ変えてるの?って思えた、パステル調のお部屋が好きでした。アクリルガラスの24点の作品の部屋。
お茶室のお菓子も、西川さんの作品モチーフのフィザリス型。お抹茶もたっっっぷりでおいしかったです。窓から見えるすすきの景色も最高でした。
館内を何往復かし、満喫したのでまだ帰りのバスまで少し時間あるかな、でもバス停見ておくかと思ったところで、休日だけマークが入ってた時間帯にもバスが走る!飛び乗りました。
美術館が運行してくれるバス、めっちゃ大型でした笑
バスの運転手さんも親切でしたし、ガードマンの方も、館内の方も、みんな親切で癒されました。
都内〜佐倉市の電車は、快速だったからか、昔よりユラユラすることもなく、サッと移動できました(先日、益子を電車で往復して鍛えられたか)。
美術館と敷地内には、お客さんがまぁまぁ集まってて、もともも休日にこの数のお客様がいらしてたら、閉館になることもなかったのよねと思いながら、フラッと行くにはややハードルがある、ただ、そこまで行けれればとっても癒される空間でした。
前に行ったときには、経営する会社のことにまで全然興味が持てなかったけれど、今回は研究所の見学もしてみたいとまで思えるほどに興味が持てました!
再訪できる機会はあるだろうか。。
街の人も閉館に反対されてるようでした(立て看板ありました)。
日曜日だけ出てるキッチンカーは、平日の本日はなかったです。
レストランで地元民の方のお話が耳に入ってきて、池の中の鳥の話などなど、楽しめました(笑)
西川さんの作品の、ラビリンス断片ルームの真ん中にあった「秋」は、本当に花弁が紅葉してて、とっても季節感あり、浸れました。
あとは、物井駅から歩いても行けるなと一瞬よぎった考えは、細いのに交通量がまあまああったので、日頃人間が歩いてないであろう道を、何も事情を知らない人間が徒歩で移動するのは事故るリスクあるなと思い、やめて正解でした。
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